若い女性の喫煙による健康への悪影響について

Q.若い女性の喫煙による健康への影響を教えてください

最近、若い女性の喫煙が増えているようですが、26才の娘もタバコを吸います。結婚して妊娠したら止めると言っています。将来的なガン以外にも健康にとってデメリットがあると思いますがどのようなものですか?

A.肌のおとろえ、妊娠、出産の困難さ、老化の早まり、忍び寄るガンと多くの悪影響があります

男性の喫煙率は下がってきているというのに、若い女性の喫煙率はどんどん高くなっています。「タバコは自立した女性の象徴」、「タバコはファッショナブル」とでも思っているのでしょうか。しかし、男性のアンケートを見ると、女性の喫煙を「カッコいい」が2.6%、「カッコ悪い」が59.3%。男性は女性の喫煙を「カッコ悪い」と思っているのを知っておいてください。 

さて、喫煙が乳ガン、子宮ガン、胃ガン、肺ガン等の主要な原因であるのはいうまでもありません。これが一番大事とは思いますが、もっと身近なところからお話ししましょう。

まず、喫煙は「お肌の大敵」です。肌の張りが無くなり、顔色も悪く、細かいしわが早くできます。ついでに声帯もやられ、だみ声になります。若い女性の美しさはどこかに行ってしまいます。原因はタバコのニコチンが末梢血管を収縮させ、血流が悪く、皮膚の温度が下がるからです。また一酸化炭素を吸入することで血中のヘモグロビンが低酸素状態になり、顔色も悪く、口唇もチアノーゼ状態(濃い紫色)になります。

また、ピル使用者が喫煙した場合、心筋梗塞の危険は数倍から10倍程度になります。ピルに含まれるエストロゲン(女性ホルモン)の血液粘稠度を上げる作用と、ニコチンの血管を収縮させる作用・動脈硬化を促進させる作用とが重なるからと考えられます。

26才の娘さんは、結婚して妊娠を希望しておられるようですが、タバコはその点にも赤信号です。喫煙していると妊娠しにくくなるのです。非喫煙者に比べ喫煙者の不妊症の確率は数倍になりますし、卵管不妊や子宮外妊娠のリスクも増加します。仮に妊娠しても流産の確率が高く、また早産児、低体重出生児の確率も高くなります。さらに、妊娠中も喫煙していれば、やっと生まれてきた子供の11才時点での身長や知能が有意に低いとの統計が出ています。以上まとめると、将来妊娠して健康な子供を持ちたいならば、妊娠のかなり前から禁煙をしなければならないと思います。

女性のその後のことも考えなければなりません。いつまでも若いわけではないのですから。喫煙者は非喫煙者に比べて閉経が1から2年早まります。従って更年期も早く訪れます。喫煙者の方が更年期障害もきついです。そして喫煙者はコレステロール、中性脂肪等も高くなり動脈硬化も早く進みます、また骨粗鬆症の訪れも早くなります。すなわち喫煙者は早く老化するということです。

以上から、今の肌のおとろえから始まり、妊娠、出産の困難さ、老化の早まり、そして忍び寄るガンまで考えれば、いま禁煙するのが一番ということになります。26才の娘さんも、いまが潮時だということを教えてあげてください。

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