中年太りの予防法

BMI(ボディ・マス・インデックス)とは

あなたのBMI(ボディマスインデックス)はいくつですか?

肥満が体に悪いということはどなたもご存知でいらっしゃると思いますが、統計的に病気になる
確率が最も低いと証明されている体重の目安が存在することをご存知でしょうか。

BMIは体重(㎏)を身長(メートル)の二乗で割ったものです。この値が22になる体重を最も病気になりにくい標準体重としていますので是非計算して見てください。BMI26.4以上は肥満と定義されています。

肥満は現代の万病のもとであり、脳卒中、心臓病、糖尿病、高血圧など密接に関わりながら進行していきます。特に30代後半を過ぎますと基礎代謝力という体を維持するためのだまっていても消費されるカロリーがかなり落ち、同じカロリーを摂取していてもちょっとした油断で“中年太り”につながりやすいものです。

肥満の原因

肥満が起こる主な原因としては;過食・摂食パターンの異常(夜の食事の比重が高かったり、まとめ食いは脂肪を貯めこみ易い)・運動不足(運動自体のエネルギー消費が減るだけでなく、エネルギーを体内に蓄えやすい状態になったり、筋肉が落ちればそれだけ基礎代謝量も減ってしまいます)・遺伝的素因(遺伝
的素因自体よりも環境の影響が大きく考えられます)が挙げられます。

肥満と食事の習慣

ここで肥満になりやすい食事の習慣について考えてみましょう。

1) 早食い、ながら食いはないか。

脳が満腹感を感じて食欲にストップをかけるまではある程度の時間がかかります。早食いの人は満腹感を感じる前に相当食べてしまう傾向があります。

また、ながら食いや中華料理のように大皿から何度もとりわけて食べる方法は無意識のうちにたくさん食べてしまうものです。一食分の食事は必ず自分の食べる量を盛り分け、目でも楽しんでからゆっくり味わうように致しましょう。

2) 間食、おつまみ、就寝前の一口

一日に食べる量を3度の食事だけでなくおやつなどの4食から5食で分けて食べるのは必ずしも悪くありませんが、ただ食事でとった量を無視して間食をとれば当然それは肥満につながります。

また“残してはもったいない”と言う意識から無理に食べるケースもありますが、肥満⇒病気になってしまうことを考えると、お金と時間と労力の無駄になることは明らかで、残ってしまった食材は思い切って処分するか次の食事にまわしましょう。

お菓子など気軽に食べられるものを身の回りに置かないことも一つの手です。また、夜は寝るだけで摂取したカロリーはそのまま利用されずに蓄積されてしまいますので、就寝前3時間は水分以外は一切口にしないで下さい。


3) 食べていけないものはない、腹八分を。

基本的には何でも食べて頂いてよいのですが、量を意識してください。とんかつでもてんぷらでもカロリーの高い食事がお好きな方は、食べると決めた時は、少し奮発して良いものを少し召し上がるという方法をおすすめしています。

その代わり、市販のお弁当などに入っている冷めていて味も悪く満足感の低いもの(それでも摂取カロリーは同じ)はいっそ排除して、口にする機会を少なくしてください。

肥満治療のポイント

減量には根気が必要ですが、無理なく落とした体重を維持するためには、とにかくあまり急激に体重を落とさないことがポイントです。一ヶ月に1,2キロを目安に落とせるプログラムをいくつか工夫し、リバウンドさせないことを第一に当クリニックでは肥満治療を行っています。

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