高齢者の歩行での膝の痛みを緩和する方法

Q.膝を痛がる高齢者が、あまり痛くならずに歩く方法は?

祖母は膝が痛いため歩きたがりません。あまり痛くならずに歩く方法はありますか?

A.足首固定付足底版が有効です
変形性膝関節症について

御質問の方のお婆様は年齢の変化で膝の軟骨が擦り減り、油切れの自転車のような膝になった変形性膝関節症という病気だと思います。変形性膝関節症の患者さんではO脚(ガニ股)変形になる事が多いため、膝の内側の軟骨が擦り減り、歩行や階段の昇り降りで膝の内側が痛くなってきます。

足首固定付き足底板が有効

お婆様が歩かれる時には外側が少し高くなった足底板を装着して、膝の内側にかかる体重を少しでも外側に逃がしてやると良いでしょう。しかし、従来の形の足底板では足首が固定されていないので足首が内側にねじれるだけで0脚自体は矯正されず、結局膝の内側に負担がかかってしまいました。そこで最近、足首を弾性固定するバンドの付いた足底板が開発されました。

整形外科という雑誌に掲載された研究では、26人の患者が足首バンド固定付き足底板装着した時には裸足の時に比べてレントゲン写真で計測した0脚の度合いが平均3.1度矯正されましたが、同じ26人に従来の靴中敷き型足底板を装着させた時には、たった平均0.6度しかO脚の度合いは矯正されませんでした。

また、日本リウマチ学会誌に掲載された研究では、37人の患者には従来の靴中敷き型足底板を装着してもらい、34人の患者には足首バンド固定付き足底板を装着してもらい、3ヶ月後の治療成績を比較しました。足首バンド固定付き足底板を装着した患者では、治療前に歩行開始時痛を訴えた者は28例(82%)でしたが、治療後は17例(50%)にまで低下しました。このような改善は従来の足底板を装着した患者では認められませんでした。

つまり足関節を弾性固定することによって、足底板の持つ効果が増強されるので、変形性膝関節症の方が歩く時にはこの形の足底板を装着することをお勧めします。

必ず医師と相談

足首固定付き足底板療法がその患者に向いているかどうかは必ず整形外科医と相談して下さい。この足底板を製造している(株)竹虎(フリーダイアル0120-094-315)に電話すれば、この足底板を取り扱っているお近くの整形外科医を教えくれると思います。

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