久しぶりのスキーに効果的なトレーニング
Q.普段運動しておらず久しぶりのスキーに行く人に効果的なトレーニングは?
今度スキーに挑戦しますが、普段運動をしていません。どのようなトレーニングが効果があります?
A.スキーは全身の筋肉を使うスポーツです。
スキーは雪山という自然の中で行うスポーツです。スキーを両脚につけ立って滑ります。雪やこぶの状態、斜面の角度等が様々に変化します。
そのためスキーでは膝の曲げ伸ばしをするための筋肉群の強化が一番重要です。
次に、膝の曲げ伸ばしはよくても、体をよい位置に保たなければならず、腹・背筋群の強化がやはり必要です。
体がかなりおくれ、引き起こす時は、すねの前の筋肉もかなり使います。したがって、すねの前後の筋肉群も鍛えます。
それからスキーでは、最初は立っているだけでも大変で、そのために腕や上体の筋群も鍛えなければなりません。転んだら腕やストックを使って立ち上がり、斜面でストックをついて体を支えたり、斜面を登る時もストックを使います。
このように、スキーはほとんど全身の筋肉を使うことになるので、なるべく全身を鍛える必要があります。
筋肉が硬いと筋肉や腱、靭帯も痛めやすいので筋肉の柔軟性を増すストレッチングも大事です。
日ごろに比べ、長時間立っていたり滑ったりしますし、高所で酸素濃度も平地に比べ若干希薄となり、持久力も必要です。本来であれば、自転車こぎ、ウォーキング、ジョギング、水泳等などで日ごろから鍛えておく必要があります。
滑るという動作は日常ではあまりありません。家庭のよく滑る廊下や床の上でナイロン系の摩擦の少ない靴下をはき、立ったままいろいろ方向に足を動かすのもよいトレーニングです。滑る動作で必要な筋肉の強化、筋肉群の強調に効果があります。
アイススケートはエッジを使って滑ることから、スキーと共通の運動要素が含まれておりよいトレーニングですが、陸上のインラインスケート(ローラースケート)もやはりよいトレーニングとなります。ぜひ試してみましょう。