目ヤニと眼の病気
Q.目ヤニは眼の病気と関係あるのでしょうか?
目が痒くて眼科を受診しました。診察の時に「目やには多いですか?」と聞かれて返事に困りました。普通はどのくらいで多いとはどの程度を指すのでしょうか?
また、目ヤニの量は眼の病気と関係あるのでしょうか?
A. 目ヤニで眼の疾患がある程度診断できます。
目やにはその量と質によって、どのような眼疾患があるか、ある程度診断できます。
1. 水っぽい目ヤニ
水っぽい目ヤニで充血や痛みがない時は、なみだが過剰に作られているか、なみだの排出路がつまっている場合です。
この場合は昼夜を問わず始終目やにが多量に出てしまいます。眼科で涙道洗浄などの精密検査をしてもらった方がよいです。
2. 「ごろごろ」とか「ひりひり」といった痛みやまぶしさや充血などが見られる時
水っぽい目ヤニのほかに、「ごろごろ」とか「ひりひり」といった痛みやまぶしさや充血などが見られる時は、ウイルス性の結膜炎や角結膜炎の場合です。
通常、治療が必要です。
3. 黄色いまたは、膿みのような目ヤニ
黄色いまたは、膿みのような目ヤニは、細菌性の結膜炎です。
早めの治療が必要です。
4. その他の原因
アトピー性結膜炎、春期カタル、花粉症などアレルギーによる結膜炎でも目やにが出ます。
目ヤニの量
朝目ヤニが出ていても、洗顔時に目やにもいっしょに洗い流せば問題ありません。
洗顔後、日中も目やにが出ているような時は、目やにのが多いと判断して眼科にかかる必要があります。